ポートレート3D映像の作り方

2023現在、Fijifilm 3Dで撮影した映像を利用してOculusで視聴できる画像で今のところ満足できる作成法は以下の通り。

ターゲットのモデルはPoserで作成し、Octane renderでParallel & SBS、視差は60mm程度で作成する。特にカメラの焦点距離を40mm程度にする。pngで出力する。サイズは960 x 1280の横つながりなので1920 x 1280とする。Parallelで作成するとボディが前面に浮き出た感じになる。

一方3Dカメラの画像は左右とも3584 x 2016である。ステレオフォトメーカProを使ってこれをリサイズ &トリミングする。もしもポートレートから後ろに遠ざけたいのであれば、画面を目いっぱい切り抜けばよいので、まず縦横比を維持しつつ高さを1280として縮小し、その後に960 x 1280でトリミングすればよい。逆にポートレートに近づけたい場合には高さを1280から2016の範囲で適当にセットし、縦横比を維持して縮小し、その後に960 x 1280でトリミングすればよい。これをjpgでステレオ出力(S=SBS)する。2560 x 1280の画像が出力される。

Photoshopを用いて、3Dカメラの背景画像を読み込み、合わせてレイヤを用いてモデルのpng出力を重ねる。Tipsとしてこのpngの右上/左下に小さな四角画像を入れておくと、コピペして背景画像と重ねる際にうまくゆく。後でこれは消す。

重ねの常で、モデルのレイヤでレイヤのフリンジ除去を行った後、背景とのバランスで、明るさやコントラストを調整してゆく。背景をぼかしたり、他のエフェクトをつけることも可能だ。

出来上がった3D SBSファイルは、jpgで保存する。オプションとして、再度ステレオフォトメーカProを使ってロゴやテキストを入れることもできる。Parallelを使ってボディを前面に出す場合には文字の深さは+40ピクセル程度、ロゴも30ピクセル程度にした方がよい。

これでOculusでも他のVRででも素敵な立体画像視聴が可能となる。